かぶれ - 皮膚科で原因を見つけるのが早道
かぶれの原因は簡単にわかる?
化粧品でかぶれたこと、ウルシなど植物でかぶれたことはありますか?あまり普段触れることがないものに触ったあと、肌が赤くなってかゆければ、かぶれたのかなとお思いになると思います。ところが、ご自分で気付かないうちに肌にふれたものがかぶれをおこしていることもあるのです。
かぶれとはどんな病気?
一言にかぶれと言いますが、「かぶれ」を皮膚科医は大きく3つにわけています。1つ目は刺激が強い物質に触れて起こる刺激性接触皮膚炎。これはアレルギーとは無関係で、おもに触れるものの刺激性の強さによっておこります。2つめはアレルギー性接触皮膚炎。アレルギーとは、みなさんのからだが、ある特定の物質に「これは自分のからだにとって反応をおこすべきものだ」という記憶を完成させることによっておこります。たとえば化粧品でアレルギー性接触皮膚炎をおこすときには、化粧品の成分に対してアレルギーの記憶が完成してはじめておこります。この記憶が完成するにはある程度、接触の時間や回数が必要です。ですから、はじめて使ったその日になんともなかったからかぶれの原因物質ではない、とは言えないのです。3つめは光が刺激として加わったときだけおこるタイプの光接触皮膚炎というものです。
かぶれの検査が必要な時
アレルギーで起こるアレルギー性接触皮膚炎がもっとも頻度が多いものです。このタイプのかぶれを確認するためには、パッチテストという方法を用います。かぶれの原因として疑わしいものを肌に貼り付けたのち2日後および3日後に判定します。普段使っているものでかぶれをおこしていないか知るためには、このパッチテストという方法がもっとも有効なものです。化粧水、化粧品、日焼け止めなど、いろいろなものが触れている肌でかぶれがおこったときに、どれでかぶれたのか確かめるには、パッチテストが役に立つのです。
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