埼玉県皮膚科医会

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やけど - 素人療法は禁物。皮膚科での早い対応を

やけど
素人療法は禁物。皮膚科での早い対応を

さいたま赤十字病院皮膚科副部長 井上多恵先生

 

 

 

 

熱傷(やけど)は熱いお湯や油が体にかかったり、炎や熱いやかんなどに触れたりすると起こります。あまり熱くない湯たんぽ、暖房便座などが体の同じ場所に長時間あたり低温やけどが起こることもあります。

 

 

熱傷

 

 

やけどの応急手当

できるだけ早く水で冷やす:水道水の流水で冷やすと、痛みが軽くなるだけではなく、やけどが悪化するのを防ぐこともできます。長時間冷やすとかえって体が冷えてしまいますので、10分程度にとどめましょう。
小さな子供や老人は要注意:比較的小さなやけどでも命にかかわることがあります。皮膚科での早い対応を!
火事などで煙を吸った場合:気管もやけどをしている恐れがあるため、救急車で病院に行く必要があります。

素人療法は禁物

昔から、やけどに対して「アロエを塗る」「味噌を塗る」「じゃがいものすりおろしを貼る」などの治療が言い伝えられています。このような治療はかえってかぶれや感染を引き起こし、やけどを悪化させてしまう恐れがあります。
浅いやけどの場合:日焼けのように皮膚が赤くなりひりひり痛みますが、水ぶくれはできません。
水ぶくれができるやけどの場合:中くらいの深さのやけどは、水ぶくれができるのが特徴です。水ぶくれは、傷口を保護する作用があるので破かずにガーゼやタオルでおおって、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。
深いやけどの場合:かえって痛みを感じなくなり、皮膚が白くなったり黒くこげたりします。傷痕を残すことが多く、手術など専門的な治療を必要とします。

こんなときは皮膚科へ –皮膚科ではこんな治療をしています

赤くひりひり痛むだけの浅いやけどの場合には自然に治りますが、水ぶくれやかえって痛みを感じないやけどの場合には皮膚科専門医で治療をうけてください。やけどの手当をはじめとして、感染予防のための抗生物質や、痛み止めの処方を行うこともあります。重症なやけどの場合には、より高度な治療を行うことのできる医療機関に速やかに紹介します。

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