埼玉県皮膚科医会

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みずいぼ - うつる病気です。早めに摘除しましょう

みずいぼ
うつる病気です。早めに摘除しましょう

長村皮膚科クリニック院長 長村洋三先生

 

みずいぼとは?

みずいぼは、伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルス群)による皮膚感染症である伝染性軟属腫の俗称です。一般には6歳以下の乳幼児の疾患で、季節としては夏期、特に6~7月に多く見られます。感染経路は、ヒトからヒトへの直接的な接触や、掻破(そうは)により、自分自身の他の部位に感染させたり、スイミングプールでの集団感染などがあります。アトピー性皮膚炎などの皮膚の乾燥傾向や湿疹病変に合併することもよくあります。みずいぼが成人の陰部や汎発性にみられるものでは、エイズを代表とする免疫不全による発症が知られています。

みずいぼ

どんな症状?

発疹(ほっしん)は、白色あるいは真珠様の滑らかな表面で、中央に中心臍窩(さいか、へそのようなへこみ)のある、直径1~5㍉の充実性丘疹です。体幹、臀部(でんぶ)、外陰部に好発し、かゆみのある場合もあります。丘疹は、散在性に数個~数十個、線状に配列したり、融合したりすることもあります。ウイルスによるアレルギー反応と思われる病巣部周辺の湿疹病変を認めることもあります(軟属腫反応)。丘疹を圧迫すると、中心部のへこみから白色の粥状(じゅくじょう)物(軟属腫小体)が排出され、治療もかねた確定診断になります。

こんなときは皮膚科へー皮膚科ではこんな治療をしています

本症は、自然消退の期待できる疾患ですが、放置した場合、自然治癒に要する期間が6カ月から2年と長く、その間に全身に波及したり、他人への感染源となる可能性もあります。ですから、幼稚園や学校などで集団生活を送っている児童に対しては、積極的な治療が必要です。現時点では、有効、簡便かつ副作用のない薬物療法に乏しいこと、また他の人への伝播を防ぐ意味からも、鋭匙摂子(えいひせっし、先端がさじ状のピンセット)で丘疹を摘除することが最も有用な方法です。みずいぼをみつけたら、個疹の数の少ないうちにぜひ皮膚科を受診して、なるべく早く摘除してもらってください。みずいぼは、患児の肌との接触により発症することが多いので、プールなどで肌を触れあう場合は、タオル、水着、ビート板、浮輪の共用を避けるなどの配慮が必要です。

 

鋭匙摂子

 

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