埼玉県皮膚科医会

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いぼ - 放置すると増えます。早めに治しましょう

いぼ
放置すると増えます。早めに治しましょう

さくら皮フ科院長 横井 清先生

 

いぼとは?いぼはどうしてできるの?

普通私たちは皮膚から飛び出したできものをいぼと言っていますが、ここでは、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)が皮膚に感染してできるいぼ(ウイルス性疣贅)の話をします。この他には、水いぼや老人性のいぼなどがありますが、それらについてはこのホームページのそれぞれの項目を参照して下さい。
HPVは正常な皮膚にも存在することが分かっています。しかし、正常な皮膚や粘膜に感染することはなく、小さな傷を通して侵入し、表皮の幹細胞に感染し、HPVに対する免疫力のない人にいぼを発症します。

いぼはどんな種類があるの?

HPVはDNAの型によって100種類以上に分けられています。いろいろな型のHPVが皮膚や粘膜に感染することによって、特徴的な臨床像を呈することから、多くの病名が付けられています。代表的なものとして次のものがあります。
1)尋常性疣贅:ごく一般的にみられるもので、指先や足底をはじめどこにでもできるもので、表面が硬くザラザラして皮膚から盛り上がり、しばしば多発します。HPV2型・4型・27型の感染。

2)扁平疣贅:青少年の顔面にできることが多く、尋常性疣贅に比べれば表面はなめらかで、掻くことによって多発します。HPV3型・10型の感染。

3)尖圭コンジローマ:陰部や肛門周囲の粘膜や皮膚にでき、表面がギザギザしたり、ふやけて小さなカリフラワーのように白く見えることもあります。HPV6型・11型の感染。

 

こんなときは皮膚科へ—皮膚科ではこんな治療をしています

いぼは自然に治る可能性もありますが、放置しておくと多発し治療が難しくなることがあります(写真参照)。また、他の人へ感染する恐れもありますので、早期に治療することが大切です。
最も効果が確実で健康保険で認められている治療法は、液体窒素で凍結と融解を繰り返す方法です。この方法の欠点は、痛みを伴い、凍結と融解の回数を多くすると水疱ができること、また硬いいぼでは通院回数が多くなることがあげられます。痛みを我慢できない方には、モノクロロ酢酸、サリチル酸などの外用を行いますが、この方法も強くすると腫れや水疱を作ることがあります。足底などの硬いいぼは、レーザーや電気メスで焼き切ることもあります。この欠点は、痛みの他に、皮膚が再生されるまでに時間がかかることと傷跡を残す可能性があることです。

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